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実売4万円のレノボ製2in1「ideapad Miix 320」は想像以上の快適さ

低価格2in1として標準的なデザイン

 着脱式2in1モバイルは、現在非常に多くの製品が登場しており、モバイルPCの大きなジャンルとして定着している。そういったなかで「ideapad Miix 320(以下、Miix 320)」は、実売価格がもっとも低価格な部類に入る製品の1つ。高価格製品と比べると、いろいろな部分でコストダウンの影響が感じられるが、本体を見るかぎりでは、そこまで安っぽいという印象は受けない。

 たとえば、筐体素材は樹脂となっているが、「プラチナシルバー」と呼ばれるシルバーメタリック塗装が施されていることもあって、質感は思ったほど悪くない。

実売4万円のレノボ製2in1「ideapad Miix 320」は想像以上の快適さ

 樹脂の素材感が完全に隠されているということはないが、ブラックやグレーの樹脂製筐体でありがちな、“いかにも樹脂”といった質感はいい感じに抑えられている。外出先で使うことの多い2in1モバイルでは、見た目が重視されることも多いが、Miix 320の外観は価格以上の出来と言っていいだろう。

 デザイン自体は、ハードタイプのキーボードを備える着脱式2in1モバイルとして標準的なものとなっている。

 デザイン上で目立つのは、タブレット部背面のLenovoロゴぐらいで、全体的には非常にシンプル。もう少し遊び心があってもいいようにも思うが、どういった場面でも浮くことなく安心して利用できるという意味では、このシンプルさは大きな魅力となるだろう。

 タブレット部背面は、側面付近にカーブを取り入れることで、持って使うときなど手に馴染みやすく、やさしい手触りで利用できる。

 本体サイズは、タブレット部のみが249×178×9mm(幅×奥行き×高さ)、付属のキーボードドック装着時で249×184×17.6mm(同)。10.1型液晶搭載ということで、フットプリントは十分にコンパクトだが、キーボードドック装着時はやや高さがかさばるという印象だ。それでも、このサイズなら鞄などへの収納性も申し分なく、モバイル用途での利用も大きな問題はないはずだ。

 重量は、タブレット部が約550g、キーボードドック装着時が約1.02kgとされている。実測では、タブレット部が555.5g、キーボードドックが484g、合計で1039.5gだった。公称よりもわずかに重かったが、この重量であれば毎日持ち歩くとしてもまったく苦にならないだろう。

タブレット部背面。デザインは非常にシンプル。筐体は樹脂製だが、シルバーメタリック塗装で質感はまずまずこちらはキーボードドック装着時。フットプリントはタブレット部のみで249×178mm(幅×奥行き)、付属のキーボードドック装着時で249×184mm(同)タブレット下部側面。タブレット左側面。高さは9mmタブレット上部側面。側面付近はなだらかにカーブしているタブレット右側面キーボードドック装着時の手前側面左側面。キーボードドック装着時の高さは17.6mm後部側面右側面キーボードドック底面タブレット部の重量は、実測で555.5gだったキーボードドックの重量は実測で484g。タブレット部と合わせた重量は1039.5g