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重さ1kg以下、Core i7搭載で15万円台!マウスコンピューターのノートPC「DAIV 4P」はコスパ最強か

2021年10月に「Windows 11」の配信が開始されたこともあり、PCの買い替えを検討している人も多いはず。実際に2022年2月現在、各メーカーからWindows 11を初期搭載したPCが多く展開されています。

そんな中、マウスコンピューターからは新たに、Windows 11を標準搭載、さらにLTEのカスタマイズに対応クリエイター向けノートPC、「DAIV 4P」が発売されています。

マウスコンピューターは全シリーズを通して、余計な装飾をせず機能性を重視することで、低価格ながら高性能な製品が多いPCブランド。中でも「DAIV」シリーズは、「クリエイター向け」と位置づけられており、高いグラフィック性能やカスタマイズ性を持ちながら、豊富なインターフェースを搭載するなど、クリエイターがPCに求めるニーズを押さえた製品が多くあります。

「クリエイター向け」といわれると、自分には関係ない……そう感じる人が多いかもしれませんが、動画編集やオンラインゲームといった、重い処理を伴う作業でも快適に動作する高性能、といい替えると、文書作成やWebブラウジングも当然サクサク動くと考えられるため、ビジネスツールとして優秀なのも事実。

今回、実際に「DAIV 4P」を試せたので、筆者が普段PCで行う、文書作成、Webブラウジング、動画視聴といた作業を中心に、レビューをお届けしていきます。

デザイン/ディスプレイ

「DAIV 4P」の大きな特徴は、クリエイター向けのハイスペックノートPCながら、質量約985gとかなりの軽量ボディになっている点。片手でも楽に持ち上げられる軽さとなっており、移動の多いビジネスパーソンでも、持ち歩くだけで疲れるといった心配は少ないでしょう。

ディスプレイは14型のノングレア液晶となっており、解像度は1920×1200(画面アスペクト比16:10)です。クリエイター向けである以上、もう少し解像度が高くてもいいと思いますが、普段使いにおいては全く問題のないスペックでした。また、ディスプレイのベゼルはかなり細く設計されており、画面いっぱいに映像を楽しめるようになっています。

細かな点ですが、本体の質量はほぼキーボード側に集約されており、ディスプレイ側はかなり薄く、軽くなっています。そのため、片手でディスプレイを開閉する際にも、本体がぐらつくことなく、安定感があるのは嬉しかったです。

欲をいえばタッチパネルにも対応してほしかったですが、ディスプレイの薄さや軽さを鑑みれば、こちらは妥協するべきポイントでしょう。

本体はシルバーの単色になっており、天面にDAIVのロゴがある以外はシンプルなデザインを採用。マグネシウム合金が採用されているので、堅牢性にも期待ができます。サラサラとした素材で、全体的に指紋が付きにくくなっているのもポイントです。

重さ1kg以下、Core i7搭載で15万円台!マウスコンピューターのノートPC「DAIV 4P」はコスパ最強か

キーボード/インターフェース

キーボードは日本語配列の83キーで、白色バックライトを搭載。一般的な配列になっており、キーピッチも約19mmと比較的広く設計されているので、タイプミスが起こりにくくなっています。

キーストロークは約1.2mmで、ノートPCとしては少し浅めになっていますが、跳ね返りが強く、軽快なタイピングに向いている印象。筆者のように、文字入力を多く行うユーザーには、扱いやすかったです。

トラックパッドは縦幅、横幅ともに広く設計されており、マウスがなくてもある程度快適に動かせます。トラックパッドの左上には小さいライトが搭載されており、ここをダブルタップすることで、トラックパッドのオン/オフが切り替えられます。

インターフェースは、本体左側面にUSB Type-C、USB Type-A、SDカードスロット、イヤホンジャックを搭載。本体右側面には、充電ポート、HDMIポート、USB Type-A、USB Type-C(Thunderbolt 4)を搭載しています。両サイドにUSB Type-A、USB Type-Cをそれぞれ一つずつ配置することで、コードが片側に寄ることなく、多数の外付け機器と接続しやすくデザインされているのも魅力です。

スペック

先にも触れた通り、DAIV 4Pには標準でWindows 11が搭載されています。これまでWindows 10以前を使用していたユーザーにとっては、最初こそデザインや操作に戸惑うかもしれませんが、全体的に簡潔な操作ができるようになっている印象です。

メモリは標準で16GB、ストレージは標準で512GBとなっており、ここは〝さすがクリエイター向け〟といえる大容量、メモリはオプションで最大64GBまで選択可能となっています。搭載CPUも第11世代インテル Core i7となっており、処理能力は文句なしのハイエンドPCです。

実際、動画視聴と文書作成を同時に行っても、操作にもたつくシーンは見られません。複数のアプリを同時に起動していると時折、冷却用のファンが回る音が聞こえますが、気が付けば静かになっています。

購入時に選択できるオプション(+2万2000円)ですが、本製品はLTEのカスタマイズにも対応できます。軽量が売りの製品ですから、屋外でもデータ通信が手軽に行えるのはポイント。屋外に持ち運び、PCを起動した時にはデータ通信ができている状況は、想像以上に快適なので、ぜひ体験してほしい部分です。

動作時間は、標準バッテリー使用時に最大約12時間。丸一日充電できない環境で作業をするとなると、若干心もとない駆動時間ではありますが、屋外で数時間作業する程度なら、特に問題はないでしょう。

生体認証は、Windows Helloによる顔認証に対応。PCの電源を入れ、カメラに顔を向けるだけでログインできるのは手軽で便利です。

素朴ながら高性能を詰め込んだ軽量ノートPC「DAIV 4P」は万人が使いやすい1台!

マウスコンピューターのクリエイター向けブランドから登場した「DAIV 4P」ですが、軽さやオプションのLTE通信、心地よいキーボードの打鍵感、豊富なインターフェースなど、多くの人が使いやすい設計になっています。

また、マウスコンピューターの製品全般にいえることですが、メーカー独自のアプリやソフトが少なく、Windows OSをシンプルに扱えるのも魅力的。本製品の場合、デスクトップ上に「Control Center」という各種設定が行えるアプリ以外は、ほぼ標準的なWindows 11搭載ノートPCになっています。

デザイン、ソフトウエアともにシンプルながら、使いやすく高性能なノートPCとなっているので、これまでWindows OSを使ってきた人、そうでない人のどちらにもおすすめできる製品。販売価格は、マウスコンピューター公式HPで15万3780円から。2022年2月16日までの立春セールでは、1万1000円オフで購入できるようになっています。

【参照】マウスコンピューター/DAIV 4P

取材・文/佐藤文彦