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米中摩擦の影響を感じさせないほどにぎわっていたHuaweiブース 目玉は?:CES 2019

米ラスベガスで開催中のCES 2019を取材してきた。筆者が最も気になっていたのはHuaweiの動向だ。米国政府がHuawei製の通信機器を排除する方針を打ち出し、日本を含む同盟国にも同調を求めるなど、米中摩擦は深刻な状況が続いている。既にHuaweiは、米国市場からの撤退を余儀なくされており、CESへの出展を見送るのでは? とみる向きもあった。

しかし、Huaweiは2018年と同じくメイン会場にブースを構え、スマートフォンやタブレット、ノートPCなどを展示した。スマホの最新フラグシップである「Mate 20」シリーズの他に、「P」シリーズや「nova」シリーズも展示。さらに、2019年1月発売予定の「honor」シリーズの最新モデルも出展していた。

米国との対立がなくなった? と思えるほど活況を呈していたHuaweiブース日本では発売されていない7.2型の大画面を搭載する「HUAWEI Mate 20 X」トリプルレンズカメラを搭載する「HUAWEI Mate 20 Pro」の超広角撮影を試せるコーナーも用意されていた中国や欧州の一部で販売されているポルシェデザインの「HUAWEI Mate 20 RS」も、実際に手に取って試すことができた日本未発売の「Honor Magic 2」。Kirin 980を搭載し、AI対応のトリプルレンズカメラを搭載するハイエンドモデルだインカメラは本体をスライドさせて出す。そのため約6.4型の画面は上辺のべセルも細い近く発売予定の「Honor View20」。Kirin 980を搭載するハイエンドモデルで、背面には4800万画素のカメラと3Dカメラを搭載。V字状に輝く背面デザインも特徴的インカメラはディスプレイの中に搭載され、そこだけが丸く切り抜かれている

PCは、CES 2019の開幕に合わせて発表した13型の「HUAWEI Matebook 13」が目玉。薄型で軽く、Appleの「MaccBook Air」に対抗するモデルという印象を受けた。

CESの開幕に合わせて発表した「HUAWEI MateBook 13」。第8世代のIntel Core i7またはi5を搭載。指紋センサーを搭載し、素早くロックを解除して起動できることも特徴

開幕初日と2日目に足を運んだが、両日ともに多くの入場者でにぎわっていた。スマホの性能について質問したり、カメラを試し撮りしたりしている人も多く、米国でもキャリアは取り扱っていないものの、オープンマーケットでは買えるのかな? と思ったほどだ。しかし、説明員に確認すると、答えは「NO」。今回出展している最新のスマホは「米国を除くグローバル向き」とのことだった。

開幕初日の午後のHuaweiブースの様子。スマホを手にする人が多かった

なお、PCについては、米国でも「オンラインマーケットなどで購入できる」とのこと。要するに、モバイルデータ通信機能を搭載する製品の米国市場への出荷を停止しているのだろう。念のために、Huaweiのグローバルサイトで、各製品の販売国を調べてみたが、スマホの販売国に「USA」は表示されなかった。

米国在住者にとっては、展示された製品のほとんどが“自国では買えないもの”だが、関心を持っていた人は多い様子だった。2018年第2四半期のスマホ出荷台数シェアで初めてAppleを抜いて2位になり、世界で最も勢いがあるスマホメーカーと呼んで差し支えないだろう。ワイヤレスイヤフォンやモバイルプリンタなど、日本での発売を期待したいアクセサリーも展示されていた。

ワイヤレスイヤフォン「HUAWEI FreeBuds」は、耳にフィットしやすいデザインが特徴で、10時間の連続再生は可能。既に中国で発売しているそうだスマホで撮った写真をZINKペーパーにプリントできるモバイルプリンタも出展されていた。グローバルでの販売を予定しているとのこと

なお、CES 2019全体では、2019年に商用サービスが開始される「5G」が大きなテーマとなっていたが、5Gのモデムやスマホのプロトタイプなどは出展されていなかった。

Huaweiはデバイスを展示したブースとは別に、もう1つブースを構えていた。そこでは「8K+AI」と掲げ、映像関連の技術やソリューションを展示していた。

第2のブースでも、5Gなど通信インフラ関連の展示はなかったカメラで多くの人形を撮影し、瞬時に多くの顔を検出するデモンストレーション4Kカメラジャスチャーで操作するデモンストレーション

ちなみに、HuaweiのブースはQualcommのブースの隣にある。2018年は両社のブース間に壁はなく、お互いを見渡せたと記憶している。しかし、2019年のHuaweiブースはQualcommブースに面する方向が壁になっていた。もちろん、そこに何かしらの意図があるかどうかは分からない。恐らくは展示構成の都合であろうが、米国におけるHuaweiの状況を象徴しているようにも思えた。

Qualcommブースから見えないように大きな壁で仕切られていた

米中摩擦の影響を感じさせないほどにぎわっていたHuaweiブース 目玉は?:CES 2019